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2020年5月16日 (土)

体育大学のシャワールームに潜入して!

昭和62年(1987年)に、『薔薇族』の増刊号として『季刊・小説薔薇族』を刊行している。これは売れなかったらしい。創刊記念号とあるが、これ1冊で続かなかったようだ。

 

巻頭に「けだるい春」と題して、藤田竜さんの自宅で撮影したのだろう。美しい男性ヌード写真で、オチンチンはモロ出しだ。

 

「編集室から」に、ぼくはこんなことを書いている。

 

「朝日新聞の学芸欄の囲み記事にこんなことが書いてあった。日本でも純文学を読む人が少なくなって、大手の出版社でも赤字で純文学の雑誌をつづけているようだ。

 

アメリカの文壇でも同じような状態で、その記事によると、文芸家協会の幹事会の席で出た話で、アメリカの純文学の世界では、読者のほとんどがゲイの人で、ゲイの人によって支えられているという。

 

日本の話は出てこなかったようだが、これは知らないからで、日本でも同じことだと、ぼくは思っている。少し風変わりでセンスの良い人は、ほとんどがゲイの人だ。もちろん、本人に聞けば、違うと言うのに決まっているが……。」

 

この号に面白い記事が載っていた。「前人未到!? ついに体育大学・シャワールームに潜入成功!」と題して。

 

「ある体育大学のシャワー室と、体育大学寮の近所にある銭湯へテレビカメラを持ち込んで、隠し撮りしまったのだから驚きである。

 

前人未到『薔薇族』読者なら誰しも一度はのぞいてみたいだろう。この撮影に成功したA君。成功の影に涙ぐましい物語というか、トレーニングの積み重ねだ。

 

こんどのビデオだって潜入してやろうとおもって、いきなりシャワー室にというわけにはいくまい。そのためにはスポーツをまったくやらないA君だけど、いかにもスポーツマンになりきることが大事なのだ。

 

銭湯はお金さえ払えば誰だって入れるが、運動部員が使用するシャワー室に入り込むには度胸が必要だ。トレーニングが終わって、三々五々、汗まみれ、泥まみれになってラグビー部員、相撲部員、空手部員と入ってくる。

 

A君はこうした体育大学のシャワー室に入り込んで、今までは一緒にシャワーを浴びてくるのが趣味だった。こうした長い間の経験から、ビデオを撮ろうと思いついたのだ。

 

A君は1時間も、2時間もシャワーを浴びているのだそうだ。それを見て、入ってきた連中が口々に「オーッス!」と挨拶するから、こっちも「オーッス!」と答えておけばいい。

 

ノンケさんって、男の裸を見て喜んでいる男がいるなんて考えもしないから、「お前の黒いけど、俺のなんかピンク色だぜ」なんて自慢したり、「お前、ホクロあるけど、アソコにホクロある奴ってスケベなんだってさ」とか、練習が終わってホッとして、それぞれ楽しそうにしゃべっている。そんな会話までバッチリと入っているのだ。

 

A君の守備範囲は3大学に及んでいるそうだが、まだまだ冒険は続きそうだ。それにしても一度も見つかりそうになる危ない目に遭わないというから不思議といえば不思議。

 

プロなればこそ、隣にどんな素敵な男がシャワーを浴びていたって、すぐに興奮してモコモコなどしないそうだ。あくまでも冷静に沈着でなければできないことだ。

 

それにしても、とんでもない奴が出てきたもんだ。早く買わないと、肖像権侵害ならぬ肖チン権侵害で訴えられてしまうかも。

 

2時間もシャワーを出しっぱなしなんだからビデオが売れたら、学校当局に水道代ぐらい払いな。」

 

いい時代だった。ぼくが書いた記事のおかげでビデオが大売れ。A君たちまち財を成してしまった。

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