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2020年7月20日 (月)

君の亭主はホモじゃないのかと!

戦後の昭和の時代にヒットした歌謡曲を石原由次郎が歌っているのを聞いていると、男性優位で、男性に捨てられた女性、捨てられるのを恐れて、全てをあげてしまった馬鹿な女と、蔑んだ女性の歌が目立つ。

 

この時代のゲイの人たちはどんなだったのだろうか。異性と結婚しないわけには行かなかった。レズビアンの女性でも男性と結婚して専業主婦にならざるをえない。女性の職業が少なかったからだ。

 

ゲイの男は女性のアソコがどうなっているのか、みたこともないし、みようとも思わない。そんな男が結婚してうまくいくわけがない。

 

ぼくはどうしたら夫婦生活を続けられるのか、微に入り細に入り『薔薇族』に書いた。

 

この時代お見合いでの結婚のケースが多いから処女と結婚しなさいと。男を知っている女性だったら、すぐにおかしいと思われてしまうから。

 

まあ、馬鹿馬鹿しいことをよくも書いたものだ。朝起きて元気の良い時にセックスしなさいと。

 

できれば大きな鏡を寝室に置いて、自分の裸の姿を見ながらセックスする。男と寝たときのことを思い出しながらと。

 

ラブオイルを亀頭につけて女性の中に入れて擦れば大きくなってくる。そうすればうまくいくのではと。

 

女性のオッパイを触りたくはないだろうが、前戯も大事なので、揉んだり、吸ったりしなさいと。

 

小学校の教師をやっている一人の青年が訪ねてきた。同じ学校の女の先生に愛されてしまったという。彼女の方が積極的で、いつの間にか親同士が会って、式場の日取りまで決められてしまったのだ。

 

24歳になる彼は男が好きで、それも兄貴のような男に愛されたいという気持ちが強いのだが、実際は男に愛された経験もないし、女性とのソレは知る由もない。

 

訪ねてきた彼と会った。「なんとかなるから結婚しなさい」と答えたと思う。忙しさに紛れて彼のことなど忘れていたら電話がかかってきた。

 

「うまくいっているかい」と言うと、いかにも元気のない声で「それがどうも」ということだった。

 

もう半年近くもすぎたというのに、数回しかセックスしていないという。夜、早く帰るとせがまれるものだから、なるべく外で遊んできて遅く帰ってくる。そうすると彼女の方は最初のうちは、他に女がいてそれで帰ってこないのではないかと追求する。どうも女が他にいる様子がないと知ると、変だと思った彼女は同じ学校の男の先生に相談したのだ。

 

「君の亭主はホモじゃないのか」と言われた彼女は家に帰ると彼を追求する。最初は笑ってはぐらかしていたものの、どうにも弁解できなくなって、また、ぼくを訪ねてきたのだ。

 

どんな夫婦生活をしているのか、根掘り葉掘り聞くと、彼女の体に触れることが嫌であるらしく、いざとなるとボッキしないのだという。

 

一緒に食事をして「頑張れよ」と肩を叩いて別れたけど、別離するしかないのは目に見えている。

 

世間体のために、一人では寂しいからどうしても結婚する。このような夫婦は多かったに違いない。今の世の中、もうこのような夫婦はいないと思うけれど……。

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コメント

ほんとに、いつの時代も、程度の差はあるにせよ、現実問題として存在する、永遠の難題のひとつですね。

思ったように、自分に正直に生きるのは、言うのは簡単ですが、現実として生きていくには、多くのことが、やっかいな問題となってきます。

ほんとに、正直に生きていくというのは、もどかしく、難しい面があるものだと考えさせられます。

(20200720月曜)

投稿: ミロ(務☆) | 2020年7月20日 (月) 07時10分

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