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2020年9月 5日 (土)

長いことぼくを支援してくれてありがとう!

『薔薇族』の誌上で「伊藤文学のひとりごと」と題して書き出したのは、1975年の1月号(No.24)からだ。

 

タイトルは「結婚のこと」。その時代、読者にとって、どうしても通らなければならない関所のようなもので、異性と結婚しないわけに行かなかった。

 

親・兄弟から結婚しろとうるさく言われてしまう。職場でも教師や銀行員など、結婚しないと周囲の信頼をなくしてしまうことに。

 

小学校の教師をしている読者からの相談でわが家に訪ねてきた。同僚の女性から愛されてしまって、親同士が積極的で出会い、式場の日取りまで決められてしまった。

 

相談に訪ねてきた教師は、女性とのセックスなどしたことはない。女性のアソコを見たこともない。これでは結婚して夫婦生活を続けられるわけがない。

 

次の号には「トイレの落書き」のタイトルで書いている。トイレが発展場なのは、日本だけでなく、よその国でも仲間たちは集まってくる。個室に入って鍵をかけてしまえば、二人だけの世界になってしまうからだ。

 

次の号には「秘密のこと」と題して書いている。

 

「東京には最近、ラブホテルが次々と開業しています。そうなるとどうしても数多くの人と交渉を持つようなことになりがちだし、その中に病気の人がひとりでもいると、次々と感染することは間違いありません。うつされた人が、奥さんのいる人だとすると、その奥さんにまでうつっていくでしょう。

 

1975年12月号には「中学、高校生の諸君へ!」と題して、ぼくはこんなことを書いている。

 

「東南アジアに旅行した一読者から、マレーシアの新聞『南洋商報』の切り抜きを送ってくれました。

 

「鶏姦少年罪名成立 報告漕監3年 加両下鞭笞」の見出しの文字が、まず目に飛び込んできました。

 

「鶏姦」忘れていたような言葉ですが、今の若い人には、鶏のあのときの状態など見たことがないから想像できないでしょう。

わが家では戦時中、何羽もの白色レグホンをおふくろが飼っていて、おんどりも一羽いたので、朝早くときを告げていたし、めんどりの上にのかっている光景を見たことがありました。「鞭笞」今どき鞭で打つ刑罰があるなんて想像もできないことでした。

記事の内容は21歳の青年が、2人の15歳の少年を道で待ち伏せしていて、空き地に連れ込み、お尻に入れ、それが母親に訴えられて捕らえられ、見出しのような刑に処されたということです。

 

日本はまさに薔薇族天国です。薔薇族を規制する何ものもないのですから。

ゲイバアもあるし、ゲイホテルも各地にできたし、日本の薔薇族はまだまだ幸せだとおもう。韓国の薔薇族たち、中国の薔薇族たちはいったいどんな立場に置かれているのでしょうか。きっとひっそりと生きているに違いないのです。」

 

『薔薇族』が発行されていた382号まで「伊藤文学のひとりごと」は書き続けた。廃刊後はネットで書き続けている。最初は息子の女房が、その後何人かがネットを触れないぼくを助けて土曜と月曜に更新してくれている。

 

原稿は送り返してくれるので、大きな段ボール箱にも入りきらないほどだ。何千枚も書いただろうか。

 

生命ある限り書き続けたいと思ってきた。

 

あと何年生きられるかわからないが、書くことが生きがいなので書き続けます。

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コメント

薔薇族文化や少年愛について貴重な当時の記録や読者さん達の気持ちなどに触れられて感激しています。

伊藤先生、今後もブログ更新を楽しみにしております。ご自愛ください。

投稿: 片隅の読者 | 2020年9月 5日 (土) 00時18分

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