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2020年10月24日 (土)

人間っていつまで病気との戦いが続くのか!

1992年(今から28年前)そのころのぼくは『薔薇族』誌上で、帝京大学附属病院の松田重三先生にお願いして、特別にエイズ検査の窓口を作ってもらうなどしていたが、『アドン』の編集長、南定四郎さんは、行動を起こして街頭に出るなど大活躍をされていた。

 

身辺の片付けなどしていたら、そのころの読者からの手紙の束が出てきた。

 

「先日、僕は新宿2丁目の「マリンボーイ」(ウリ専の店)という店に行ってきました。僕の相手をしてくれたのは、22歳の男の子でした。僕は23歳なので、ひとつしか違いません。その子が明るければ明るいほど、僕は悲しくなりました。

 

やるだけのことをやっておいて、なぜ、こんな気分になったのか、自分でもわかりません。罪悪感で、2、3日ぐらい食欲がなくなってしまいました。

 

こんな気分になるんなら最初から行かなきゃよかったと後悔しています。でも僕もその男の子と時間いっぱい遊んでいるのです。

 

店にいる時はなんとも思わなかったのに、帰りの電車の中で急に罪悪感を持ち始めました。

 

僕は『薔薇族』を小学校5年の時から読んでいます。でも、広告に載っていた「マリンボーイ」に行ったのは初めてでした。

 

昨年は「スカイジム」に行って、喉の病気をもらってしまい、1ヶ月も点滴を受ける生活を送ってしまいました。『薔薇族』を読む時は「伊藤文学のひとりごと」と「編集室から」に最初に目に通します。

 

その中で伊藤さんがあれだけエイズについて書いていたのに、自分の好奇心に勝てなくて、派手に遊んでしまいました。

 

Hをするときは相手の人にスキンをつけてとお願いしますが、中には嫌がる人もいます。

 

もし僕がエイズに感染したら、誰とも遊ばないと断言できるかは自信がありません。むしろ仲間を増やしてやると思うかもしれないし、とんでもないやつですよね。ごめんなさい。

 

昨年、喉の病気をもらった時は、病院で血液を4本ぐらい取られて検査をされましたが、何も言われませんでした。エイズの検査ではなかったのですが…。

 

エイズの検査って何度か受けた方がいいのですか? 初体験は文通欄で知り合った24歳の人でした。僕が17歳の時でした。

 

それから何十人という男と寝たかわかりません。伝言ダイヤルを使って知り合った人たちとか。

 

僕と同じ歳でエイズになってしまった大学生の気持ち、僕にもよく理解できます。(前の号でエイズに感染してしまった大学生の投稿を載せ、大きな反響があった)

 

この大学生のように強く生きていけるかどうか、自分ではわかりません。SEXを我慢できるか、自信がありません。

 

ホモは悪いことでもなんでもないですよね。人が人を好きになるのは当然ですからね。それが体だけの付き合いでも。ちょっと違うかな?

 

僕は遊ぶ時は、伊藤さんの「伊藤文学のひとりごと」と、「編集室から」の記事を心の片隅に置いているつもりです。

 

でも自分の気持ちと、好奇心に負けてしまうのです。また、いつ病院のお世話になるかもしれないのに、ついつい遊んでしまうのです。

 

自分の気持ちにブレーキをかけることが、時々できなくなるのです。やっぱり検査を受けた方がいいのでしょうか」

 

 

どこの誰かわからない人の手紙だが、行動している読者は、みんな彼と同じような気持ちだろう。

 

エイズがおさまったら、今度はコロナウイルス。人間っていつまでも病気との戦いが続くのか!

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