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2021年6月 7日 (月)

わが家の玄関先に立っている姿が!

株式会社ファンギルトという会社から、山川純一くんの著作権料支払いの通知書が送られてきた。2020年から2021年3月までのものだ。

 

5894円だが、以前はもっと、もっと多かった。これは貴重なお金だ。

 

山川純一(これはぼくが名付けたペンネームだ)彼は原稿を届けに来て、いつも玄関先で帰ってしまう。

 

洗いざらしの白いシャツにジーパン、どんなに勧めても応接間には上がらなかった。何をして生活しているのか、本名、住所、すべて語らなかった。

 

ぼくが支払うお金だけで生活しているようだ。だからハッテン場や、ゲイホテルに行くわけはない。彼の作品はすべて想像で描かれたものだろう。

 

30年もの年月は過ぎ去っているものの、彼の作品を愛して読んでくれる読者がいるのだからすごいことだ。

 

髪の毛が長い、顔が長いことを嫌って、彼の作品を載せるなと、しつこくぼくに言う藤田竜、好みでないものを嫌うのはゲイの人の特徴で、これは仕方がないことだ。

 

作品を『薔薇族』に載せなくしても何ヶ月かは作品を持ってきたものの、さすがに気にしたのか、ぷっつりと来なくなってしまった。

 

『薔薇族』で載せなければ、他の雑誌に持ち込めばいいのに、彼はそんなことをしなかった。それから彼がどうしたのかはわからないが、ぼくはおそらく自殺したのではないかと思う。

 

こんなに多くの人に愛され読まれている作品、もっともっと描き続けてもらいたかった。

 

残された作品は45作品ぐらいだと思う。残念なことだ。

 

彼の作品を集めた単行本、確か3冊ぐらいだったろうか。女性の社長の出版社で出してくれたが倒産してしまった。

 

その残された本を全部、ぼくは買い取って倉庫に山積みにしていたが、ポルノショップに置いてもらうと飛ぶように売れて、数年で全部売れ切ったのだから、すごい人気だ。

 

山川純一くん、素晴らしい才能だった。30年も経っているのに忘れられず、多くの人が読んでくれているなんて。女性にも人気があるようだ。

 

今でも目をつむると、我が家の玄関先に立っている彼の姿が目に浮かぶ。こんな劇画作家って他にはいないのでは。

 

5894円の支払い通知書を見て、彼に出会ったことはありがたいことだ。

 

復刊ドットコムから出版された、1冊5000円もの分厚い本が、版を重ねて一万部も売れたのだから、驚くべき人気だ。

 

それにしても、もっと作品を書き残してもらいたかった。残念なことだ。

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コメント

お久しぶりです、現在コロナの影響もありうかがえておりませんが、今年のうちにうかがおうと思ってます

投稿: | 2021年6月13日 (日) 04時47分

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