« くちなしの木の思い出 | トップページ

2021年8月23日 (月)

老人天国の「グリレディ池の上」

89歳になってしまって、友人、知人がみんなこの世を去ってしまい、話し相手がいなくなってしまったのは、寂しくもあり悲しい。

 

ありがたいことに世田谷区が老人のための天国のような施設を、歩いてでも行けるような「池の上」に、8月からオープンしてくれた。

 

なんと午前10時ごろ、車で迎えにきて連れて行ってくれる。

 

椅子の背もたれの色がグリーンなので、名付けられたのだろうか。建物は世田谷区が建てたものらしいが、運営は民間の会社がやっているようだ。

 

男性の社員が2人、女性が3人、まだオープンしたばかりかもしれないが、参加している老人は男女含めて3、4人、なんともぜいたくな施設だ。

 

学校の一教室ぐらいの広さで、トイレが2箇所、足を伸ばして入れるお風呂もあり、入れてくれて頭をまず洗ってくれ、背中も流してくれる天国のような施設だ。

 

有料のようだが昼になると食事も仕出し屋からとって、おいしい昼飯も出る。3時になるとおやつも出してくれる。

 

とっても採算が取れないと思うが、区が補助しているのだろうか。老人を大事にしてくれる職員もみんなやさしい。よく面倒をみてくれるからありがたい。

 

男性の職員が体操をしてくれる。これが老人にとっていい運動になる。それが終わると脳トレというのだろうか、大きなテレビの画面を使って、いろんな問題を出して答えさせる。

 

参加している人は、ぼくよりも若い人だがボケていて答えられない。ぼくはまだまだボケていないので、すらすら答えている。

 

ぼくのお目当ては高校を卒業して、この施設に入ったばかりの千葉県出身の19歳の女性、かわいい子だ。彼氏もいるようだが、この女性に出会うのが楽しみだ。街でこのような若い女性と出会うことはできない。天女というべきだろうか。

 

週に3日間だが楽しみにしている。

 

食事をスプーンで食べさせてもらっているぼくよりもずっと若い老女がいつも来ている。このボケヅラをそばて見ているだけで辛い。

 

それにしても歳はとりたくないものだ。雨さえ降らなければ、区から借りてもらっている手押し車を押して、休み休み駅前のスーパーに好きな食べ物を買いに行っている。

 

歳をとると食べ物しか楽しみがない。太るからなるべく量を減らしているが、ついつい食べてしまうので、お腹がぽっこりだ。

 

寝る前には30分ばかり、脚を鍛える運動をしているが弱るばかりだ。駅前のスーパーに買い物に行くまでに何度も手押し車を椅子にして休み休み通っている。

 

街を歩いていて、90にもなる老人は見かけない。ぼくなどはまだ元気なほうなのだろう。歳をとった老人は家にいてテレビでも見ているのだろうか。

 

ぼくは毎月お金を払って、時代劇ばかり見ている。昔の時代劇はよくできている。もうこんな時代劇は作れないだろう。鬼平などは何度見てもよい作品だ。ありがたいことに忘れっぽくなっているから、ストーリーを忘れているので、いつも新鮮に見られる。

 

さて、雨が降っていないようだから、この原稿をポストに入れながら、出かけてくるか。

|

« くちなしの木の思い出 | トップページ

コメント

はじめまして。私の母が鬼平犯科帳が好きで時々私も一緒になって見た事を思い出しました。当時のような名作時代劇は二度と作れないような気もして少し寂しいです。

投稿: | 2021年9月11日 (土) 12時03分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« くちなしの木の思い出 | トップページ