2009年12月29日 (火)

『薔薇族』的な親友との出会い

 1カ月ほど、僕のブログが更新されなくなって、心配された方も多かったと思う。自分でワープロを打ち、更新できるにこしたことはないのですが、それができません。「お父さん、ブログをやってみませんか」と、次男の嫁が声をかけてくれて、ずっと続けてくれていたのですが、仕事が忙しくなって投げ出されてしまった。

 途方にくれていたときに、「僕がやります」と声をかけてくれた、僕のファンがいて、その方にボランティアでお願いしていたのだ。

 今の世の中、何が起きるかわからない。その方が急に会社を辞めることになってしまって、僕のブログの手助けなどしている状態でなかったようだ。

 やっと落ち着かれて、「今まで通りやります」と力強くありがたい言葉をかけてくれた。

 僕も長い間、執念を燃やして書き上げた『裸の女房』が、全国の有力地方新聞、そして朝日新聞が大きく取り上げてくれたにもかかわらず、売れなかったことにがっくりしてしまって元気をなくしていた。

 時代が変わってしまって、本が売れない時代になり、ネットで本を読むようになるだろうと言われている。今では本になっただけでも満足すべきだとあきらめてはいるが。。。

 
 年の暮れになると過ぎ去りし日のことが思い出される。国学院大学の教授だった阿部正路君、無二の親友といえる友人だが、すでにこの世にいない。

 僕が卒業論文の斉藤茂吉論を書けないことを心配して代筆してやるよとまで言ってくれた。頭のいい阿部くんなら、いとも簡単に書いてしまっただろうが。

 その後、『薔薇族』を創刊してからは、何度も原稿を寄せてくれた。ただし、恩師の折口信夫のことだけは書かないよと言われてしまっていた。

 創刊5年後に、新宿に「伊藤文学の談話室」をオープンさせたときに、「祭」という店名を考えてくれた。目の前の美輪明宏さんのお店が「巴里」だから、「巴里祭」で、いい店名で本当に祭の日のように多くの読者が集まってくれた。

 『薔薇族創刊百号』の記念号に、阿部くんは「若葉の風ー伊藤文学君のこと」と題して文章を寄せてくれて、初めて彼と出逢ったときのことを書いている。

 「まさに若葉の風だった。彼はとっても新鮮で、そして、いつも不意にあわられる。
 伊藤文学。彼は、いつのまにか、僕の青春の、ほとんどすべてだった。
 伊藤文学。彼は、、僕の青春の友であったばかりではなく、今では一層たしかに、僕の壮年の友であり、生涯の友でありつづけるに違いない。
 伊藤文学君と初めて逢ったのは、昭和25年の5月、東京大学の三四郎池のほとりだった。ーーじっといて池の面を見詰めてゐると、大きな木が、幾本となく水の底に映って、其又底に青い空が見える。
 これは夏目漱石の小説『三四郎』の一節だ。僕もまた、あのとき、じっとして、池の面を見つめて、大きな木が、幾本となく水の底に映っているのをながめていた。池の底に青い空が見え、たくさんの鳥たちのように木の葉が遊んだ。まさに若葉の季節だ。すると美しい水の底の青い空に、白い若者の顔があらわれた。いかにも美青年であった。あたかも夏目漱石のえがいた三四郎のように、田舎から出てきたばかりの僕の目に、その美青年の瞳がひどくまぶしかった。それが伊藤文学君であった。」

 なにか『薔薇族』的な、美しく、ドラマチックな出逢いだった。もう半世紀以上も前の話だ。

 友人たちが次々と、この世にいなくなって冷たい風が身にしみるようだが、年が変わってもブログを書き続けるので、ぜひ、見ていてください。

Photo阿部正路君と出逢った頃の僕。

★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年12月19日 (土)

挫折乗り越え出版した本が朝日に!

 今年の日本シリーズで優勝した巨人軍の阿部捕手がお立ち台の上で「最高で〜す!」と叫んだ、あの気持ちが僕にも当てはまる。

 1970年(昭和45年)の1月11日、33歳の若さで酸欠死してしまった先妻の舞踏家、ミカ(本名・君子)。あれから39年の長い年月が流れ過ぎている。

 マスコミに多くの話題を提供したミカが亡くなった時、週刊誌やスポーツ紙がその死を報道してくれた。

 それらを読まれた女流作家の丸川加世子さんが、ミカのことを小説にしたいという申し入れがあり、日記、写真、週刊誌などの切り抜き帖などをお貸しした。

 仙台の七夕祭りに行く超満員の夜汽車の中でのミカとの出会いから事故死するまでの15年間を何日もかかって話をした。

 1971年(昭和46年)の8月1日発行の『小説現代』(講談社刊)に、「被虐の舞踏家」というタイトルで掲載された。

 その後、1周忌も待たずに再婚し、日本初の同性愛誌『薔薇族』を創刊させたことで忙しさにまぎれて、丸川さんに資料をお貸ししていたことなど、すっかり忘れてしまっていた。

 しかし、ミカにとっては作品の芸術性よりも「裸」ということだけに、マスコミのスポットが当てられてしまったことを気にして、なぜ、裸で踊るのか、なぜ、性をテーマにした踊りを創作するのかということを世の中の人に訴えたかったに違いない。

 それができるのは僕しかと思うと、なんとしても本として残しておきたいという思いがつのるばかりだった。

 なんとすっかり忘れていた丸川さんにお貸ししていた資料が数年前に戻って来たではないか。まさにタイム・カプセルのふたを開けるような思いだった。

 しかし、それからが僕にとって、次から次へと多くの試練が待ち受けていた。『薔薇族』の廃刊、左膝の人工膝をつける手術。75年住み慣れた家と土地を信用金庫にとられての狭いマンションへの引っ越しと。

 6畳2間だけの狭いマンションでは、机に向かって原稿を書いているすぐそばに女房が座っている。

 女房の久美子が知らんぷりしてくれていなければ、この本は生まれなかった。世界大不況の中、ネットの出現で、今や出版界は苦境に追い込まれている。2社に断られ、やっと彩流社が出版を引き受けてくれたが、初刷りはたったの2000部だ。

 6月に出版され、共同通信社文化部が、すぐさま僕の写真入りでインタビュー記事を全国の有力地方紙、30紙に配信してくれたというのに、ほとんど反響がなかったそうだ。

 朝日新聞社会部の小泉信一記者、10年ほど前に、初めて『薔薇族』を紹介してくれた人だ。小泉さんは人情に熱い人で、下町の売れない芸人などを記事にしたりしている。著書に『東京下町』(創森社刊)があり、最近、朝日新聞出版から『お〜い、寅さん』(本体900円)も出された。

 自ら志願して日本最北端の稚内におもむき、支局長を勤めるなどの変わり者だ。そこで記事にした高倉健の話を読んで、朝日新聞の社長さんが感動して小泉さんに電話をかけてきたそうだ。

 小泉さんは自分が書いた『裸の女房』の記事のゲラ刷りを読んで、涙を流したと電話をかけてくれた。短い文章の中に、全身全霊をこめて書く。心のこもったいい記事を書く記者は少ない。そんな小泉記者が記事にしてくれた僕は幸せ者だ。

 もう本は売れなくてもいい。朝日が記事にしてくれたということは大変なことなので、まさに「最高で〜す!」と叫びたいぐらいだった。。

 銀座のキャバレー「白いばら」での出版記念会、この不況のおりに、、大枚1万円の会費を払って集まってくれた多くの友人、知人たち。出席できないのにカンパしてくれた人たち。こうした僕を支援してくれる良き友人、知人たちがいる限り、いい仕事を残して多くの人たちの友情に報いたいと思っている。

★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

 

 

 

| | コメント (1) | トラックバック (1)

2009年11月10日 (火)

ついに『薔薇族』を買っちゃった!

 本当は未成年者に買ってもらっては困る雑誌なんだけど、中学生、高校生の読者も多かった。

 当時はネットなんてものがなかった時代、その頃の中・高生は手紙で、文章も上手だった。山形県の浪人生から送られてきた手紙。

 「聞いてください。ついに、ついに買ったのです。今までいつかきっと買うぞと心に決めていながら、表紙だけチラッと見ていた『薔薇族』を、今日こそついに手に入れたのです。おおげさのようでも、本当の話なのです。
 今日、学校の帰りに、いつも寄る本屋と違う本屋さんに行って、蚊の鳴くような声で(本当はちゃんと声を出したつもりだったのだけど、出てなかったみたいです)、『あのう、これください』と言って、『薔薇族』を店員さんに差し出したときの気持ち。本当にカーッとなって、千円払ってお店を飛び出しました。なんとなくバカみたいですけど、初めて買うんだもの、ただひたすらっていう感じです。だけど千円はちょっとばかりきつかったなあ。僕のような貧乏学生には(正確には浪人生)、千円は大変な大金なのです。でもぐちはよしましょう。夢にまで見た『薔薇族』が目の前にあるのではないの。
 家に帰る時の足取りの軽いことといったら、大雪もくそくらえ。部屋の中にいちもくさんに駆け込み、カバンの中から取り出す時、思わず震えてしまったりして。そのとき階段をトントン上る音がして、おばあちゃんのお出まし。『ワッ!』と思ってカバンの中へ、急いで隠して一安心。
 『このクソババア、なにしに来やがった』と内心思いながら、うわべは平静を装い、『なにか用?』『ウン、ちょっとつけものの石とってけろ!』
 つけもの石を物置から取って来て、『ばあちゃん、勉強してっから二階さくんなよ』と言って、またバタバタと二階へ。
 やっと落ち着いてみられる。再度カバンの中から取り出し、しみじみと表紙を眺めながら、『ああ、ついに買えたのだ』と、涙を流さんばかりに感激して、持つ手はまたも震えが止まらなかった。
 それにしても表紙の人はなんと美男子であることか。『絵に描いたような』とはまさしくこのことであろうか。
 今更ながら自分の顔のアンバランスさが気になり、鏡の前で見比べると、みじめになったり絶望したり。しかし、コノオ!こんな美男子がいるものか、男は心だとひらきなおって表紙をめくると、刺青をしたお兄さん。これまたすごい。さぞかし痛かったろうと思いながら見ていくと新発見。刺青とはマジックで書くものなのでしたか。
 ああ、僕はなんというカンちがいをしていたのであろうか。なんとオロカシイことか。でもホンモノなのかなあ?
 全体的に明るくて、思ったより真面目で、そうして真剣に考えているところがあって、単なる雑誌じゃないような気がしました。」


 こんな思いをして、初めて手にする雑誌なんて、世の中にそうあるものじゃないから、作り手としてはこんなにうれしいことはありません。
 
 この浪人生、翌年には大学に入れたのだろうか。マジックで刺青を描く老人、高倉健の身体にも刺青を描いた有名な人、もうとうにこの世にいないけれど、我が家の座敷で、何時間もかけて刺青を描いてくれたのを思い出す。

 浪人生、今頃はいいオッサンになっていると思うけど、どんな人生を送ってきたのだろうか。みんな幸せになってくれているといいのだが。

★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年11月 6日 (金)

オナニーから『薔薇族』へと!

 僕が『薔薇族』を創刊しようと思う、発想の原点になった本がある。今は亡き秋山正美さんの著書、『ひとりぼっちの性生活=孤独に生きる日々のために』(昭和41年刊・第二書房)である。

 この本のあとがきに、秋山さんはこんなことを書いている。

 「自分ひとりの性生活は、人類の歴史とともに実在していながら、地図の上にはいまだかつてのせられたことのない、不思議な大陸のようなものである。それ自体異常ではない性のあり方として認められる諸条件を持ちながら、自分ひとりの性生活は、とかく異常な生活の一部として、無視されたり、さげすまされたり、ゆがめられたりしてきた。」

 この時代に、オナニーのやり方を出す出版社は、僕しかいなかったに違いない。秋山さんはあちこちの出版社に原稿を持ち込んだが、どこも出してくれるところがなくて、僕のところに持ち込んできたというわけだ。

 わが第二書房は、僕ひとりだけの出版社だから会議を開く必要はない。僕が決断すればそれで決まってしまう。

 秋山さんは異性のことを考えながら、オナニーをしている人のために書いている。僕もそう思っていた。しかし、その反響は男のことを考えながら、オナニーをしている男からの手紙が多かったのだ。

 それから僕の発想はひろがっていき、『薔薇族』の創刊へと結びついていったのだ。

 青森県のH坊という、16歳の高校生からこんな手紙をもらったことがある。

 「みなさんは週にどれくらいオナニーをしますか?僕は週に7回ぐらい。やり方はごく普通、変わったことといえば、やるときは必ず素っ裸になることぐらいかな。
 でも、『薔薇族』を手に入れた日は大変です。その日、1日に8、9回、多い日には10数回も。考えられないと思うでしょうが事実です。
 この本の写真を見て、2回ぐらいまでは真っ白なのがドバッと、でも10回ぐらいになるとチョビッと。最後にはチンポが痛くなり真っ赤にはれます。
 この時にはもう、ゴムのようにフニャフニャ。快感よりも痛さの方が先にたつみたい。それでも最後までやり通すのです(何ごともこのようならばいいのですが)。
 でも愛せる相手がいないもん、しょうがないです。僕だって相手に口でされたいと思います。愛し愛されたいです。しかし、とても恐ろしいのです。
 男と男の出会いはすばらしいものでしょう。が、男と男の別れは、ただただつらく悲しいものなのでは? もし自分がそうなった時を考えると、とてもつらい・・・。今のところはオナニーで幸せです。やっぱり僕は異常なのでは・・・?
 オナニーをやった翌朝は、よく自分がホモであることを自覚し、そして誇りを持つように努めています。こうしないと自分を見失うかもしれない僕。最後にひとこと、ホモは異常ではない。」

 猿がオナニーを覚えると、死ぬまでやり続けると誰かに聞いたことがあったけど、オチンチンが真っ赤になるぐらいやり続けるとは。

 この時代には「ラブ・オイル」なんていうものが存在しなかったから仕方がないけれど、相手の男がいたってオナニーをしている人はいっぱいいるのでは。

 僕も学生時代、オナニーで悩んでいたから、それが『薔薇族』につながったということだ。

 人間の欲望って、年齢を重ねても終わりはない。だから生きていられるのかも。

★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月28日 (水)

ヤマジュンの未発表作品が本になるぞ!

 「ヤマジュン」旋風がネット上で、巻き起こってから、すでに6年が経過しているというのに、その人気は衰えることを知らない。

「ウホッ!!いい男たち」が「復刊ドットコム」から発売されたのが2003年の10月のことだ。

 定価が本体4800円+税というような、劇画の本では珍しいほど高価な本が、すでに版を重ねて6刷りにもなっている。

 この本には『薔薇族』誌上で発表された、すべての作品が納められ、35作品が掲載されているが、まだ未発表の作品が何作かあったのだ。

 3年前、地元のS信用金庫の借金の担保になっていた50坪の土地と家、75年も住み慣れていた僕の家だ。無惨にも家を明け渡すことになり、追い立てられるように荷物を片付けはじめた。

 親父の代から荷物をかなり処分したが、捨てられないものは、段ボールに詰め込んで何台ものトラックで新潟の金庫に運び込んだ。

 何作か未発表の作品が残っていることを記憶していたが、3階の金庫のようになっていた部屋の下積みになっていた中から茶封筒に入ったヤマジュンの作品を見つけ出したのだ。

 封筒の中には、16頁1作品の4作品が入っていたではないか。S信用金庫に家をとられなければ。永久にこの4作品は見つからなかったに違いない。

 ヤマジュン作品を毛嫌いする編集スタッフの「やめさせろコール」に負けないで掲載を続けていたら、ヤマジュンはまだまだ作品を書き続けていたに違いないが、今更悔やんでもどうにもなるものではない。

 それだけにこの残された4作品は貴重なものと言っていいだろう。

 10月末日に社名を「復刊ドットコム」と変えた会社から、この4作品を納め、ヤマジュンのイラストを使った「やらないかバンダナ付き」の「ウホッ!!いい男たち2・ヤマジュン・未発表作品集」が発売される。

 バンダナ付きの限定版は初版だけで、増刷したとしてもバンダナは付いていない。「復刊ドットコム」にアクセスして早めに注文してください。

 僕としてもこの本の出版は何とも嬉しい気持ちでいっぱいだ。

Photoやらないかバンダナ


★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2009年10月22日 (木)

ぼくの子供がホモだとしたら

 今から32年も前の『薔薇族』の「伊藤文学のひとりごと」の欄に、「ぼくの子供がホモだとしても」と題して、こんなことを書いています。

 「伊藤さんは隠れていないで表に出ようと言うけれど、都会に住んでいるならいざしらず、小さな田舎町に住んでいるものにとっては、ひっそりと生きていくしか方法がないんだ。伊藤さんは自分がホモじゃないから、そんなことを言えるんで、もし伊藤さんの息子さんがホモだと知ったら、そのときどうしますか。
 そんな意味の手紙をある地方の読者からもらいました。確かに僕の子供は男の子が2人いるのです。
 上の子は小学校6年生、そろそろ生意気なわんぱく息子になってきています。いつか少年愛の読者が訪ねてきて、自分が写した何十人もの少年の写真のコレクションを見せてくれたことがありました。どれも裸の写真です。こんな写真を撮れる人って、相手の少年が警戒心を起こさせない人、恐らく小学校の先生だと思うのです。
 自分の息子と同じくらいの子供たちが、裸でいろんなポーズをとっている写真を見て、ショックを受けないとすれば、嘘になるでしょう。自分の息子がそんな写真を撮られたと知ったら、親である僕はどうするでしょうか。
 まあ、そのときのことは、そのときに考えなければ、何とも言えないけれど、自分の息子がホモであったら、これは僕自身、『薔薇族』を刊行し、多くの読者にも会って、ある程度は理解しているのだから、知らなければびっくりもするでしょうが、今の僕ならそれほど驚きもしないと思うのです。そんなことで驚いていたら、自信を持って『薔薇族』を出し続けていけないでしょうから。
 病気でも、変態でもないのだから、子供がそうだからといって、驚く方がおかしいと思うのです。びっくりして精神科へ連れて行くようなことはまずしないでしょう。
 ただ、はっきりと言えることは、もし、そうだとわかったら、息子の将来の進路を親として十分に考えてやるべきでしょう。なるべくなら銀行員とか、公務員にはしないで、才能を活かせるような自由業につかせるべきです。子供の向いている職業につかせることが大事なのでは。
 ゲイの人は神経が細やかで感受性が豊かなんだから、芸術家とか、サービス業、きれい好きで、よく気がつくから水商売も向いていると思う。」

 こんなことを書いていました。僕の2人の息子たちも今では成人して、子供たちの親になっています。

 長男の息子も19歳になっていますが、大学受験に失敗して、塾通いの浪人生で来年の受験に向けて勉強中です。

 この孫が日曜日に自転車に乗って、近くの区立の図書館に行って、静かな場所で自習をしているようなのですが、そこで中年の男性に声をかけられたようです。

 携帯の番号を教えろとか、一緒にゲームセンターに行こうとか、しきりに誘われたとか。そんなことする人は読者に違いありません。孫も僕の話を聞いているから、同性愛の世界は、ほかの若者よりは理解しているでしょうが。

 また、次の日曜日に来るからと、その人は言ったそうですが、僕が出向いて声をかけても良いのですが、結論としてはもうその図書館に行かないことだと、孫には言ったのですが。

 中年のオヤジさん、また次々と若者に声をかけているに違いありません。ねんとも複雑な気持ちです(当時はゲイという呼び名はありませんでした)。

★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月21日 (水)

「相棒」の新コンビはミスキャスト!

 「テレビ朝日」の人気番組、「相棒」の新シリーズが始まった。主人公・杉下右京(水谷豊)と、長年の相棒だった亀山薫(寺脇康文)が前期で退職、代わりに公安畑から〝飛ばされた〟神戸尊(及川光博)が新たにコンビを組む。

 僕はこの新しいコンビは全く気に入らない。キザな杉下右京(水谷豊)となぜ対称的な役者を選ばなかったのか。ごっつい体育会計の短髪でイモみたいな役者とコンビを組むから見ていておもしろいので、杉下右京に輪をかけたような及川光博のキザっぽさは鼻持ちならない。

 ひたいにかかる髪の毛を首を振って持ち上げる仕草を見るといやになる。これは完全にミスキャストではないか。

 夫婦だって亭主がおとなしい人ならば、女房は男っぽい女を選ぶだろう。

 これが「相棒」でうまくいくのだろうかと、見るものに思わせなければおもしろくない。同じような性格の「相棒」ではダメなのでは。

 最近のドラマの製作はテレビ局が製作するのではなくて、映画会社の「東映」に製作させているようだ。その方が製作費が安くてすむからだろう。

 テレビ局も、新聞社も、出版社もみんな苦しくなっている。最近はNHKのテレビだけがよく見えて来るから不思議だ。

 「水戸黄門」にしても、「子連れ狼」にしても古い作品の方がお金もかけているし見応えがある。

 「水戸黄門」の助さん、格さんにしても、今放映中の役者の体格が貧弱で、それが多くの斬られ役の役者をバッタ、バッタと打ちのめすのは不自然だ。

 2時間スペシャルの「相棒」は期待していただけに見ていてがっかりだった。

 僕が男の好みを言うのは自分でもおかしいと思うが、長年『薔薇族』を藤田竜君と出し続けてきたので、いつの間にか藤田好みの男が好きになってしまったのか。

 藤田君に聞いたわけではないが、及川光博なんていう役者は、彼も好きではないだろう。短髪でスカッとした男を選んでほしかったと言うに違いないのだ。

★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月18日 (日)

死のうと思ったら、周囲の人に話せ!

 『薔薇族』の読者から、こんな手紙をもらったことがありました。

 「私がなぜ、この道に入ったのかというと、やはり世間のお定まりのコースを歩んで来たのです。
 あれは中学2年の2学期末の試験勉強をしていて、勉強に疲れた私は外に出たときに、知り合いの人に会い、話をしていて、ふいをつかれて犯されてしまったのです。それ以来というもの、私の体は男にしか反応を示さなくなってしまったのです。
 私は、その人をうらみました。憎しみました。こんな自分になったのをせめ、こんなにさせたその男を・・・。
 高校に入り、1年の学年末、私は自殺未遂をしました。どんなにかこの道から抜け出たいと思いましたが、体がいうことを聞いてくれないのです。
 2年生になり、理解ある担任の先生に恵まれ、その先生に相談していましたが、どうにもならず、2度目の自殺未遂をやったのです。
 先生に支えられて、やっと生きる決心をしたのですが、今度はその担任の先生を好きになってしまったのです。
 こんなことでよいのでしょうか。今でも不安は募るばかりです。」

 「伊藤さんにこの手紙が着く頃には、僕はこの世にいないでしょう」なんて手紙をもらったので、心配して電話をかけてみたら、お母さんが出て、「息子は今、アルバイトに行っています」なんていわれたり、まず死ぬなんて言ってくる人は自殺なんかできません。

 本当に自殺する人は、人に黙って死んでしまいます。我が家と同じように地元のS信用金庫にいじまられて屋上から身を投じて自殺してしまった奥さんの話を書きましたが、今年も自殺者は増えるばかりで、3万人を越すそうです。

 僕の住んでいるマンションの1階にある不動産屋さんの話だと、どのマンションも満室になっているところは少ないそうです。それに入居者に家賃を値切りに値切られるそうで、礼金とか、敷金も1ヶ月分しかとれないとか。莫大な借金をしてマンションを建てた大家さんはみんな返済に困っているようです。

 朝日新聞の10月8日の朝刊に、白夜書房の編集局長の末井昭さんが、「見て見ぬふりせず死者悼ね」という長い記事をのせています。

 ご自分の体験を赤裸々に書いているのですが、小学校に末井さんが入学した頃、お母さんが隣りの家の10歳年下の青年とダイナマイト自殺したそうです。お母さんが32歳のときとか。

 末井さんは自殺について、こんなことを書いています。

 「ひとりで悩んで考えても問題は解決しない。
 だから、まず『死のうと思っている』と周囲に言いふらして、窓を開けることです。死のふちで迷っている人の話は、みんな真剣に聴いてくれるはずです。話しているうちに、何とかなるのに、その発想がなかっただけだった、と気づくこともあるんじゃないかな。
 (中略)
 死者を心から悼んで、見て見ぬふりをしないでほしいと思います。どうしても死にたいと思う人は、まじめで優しい人たちなんです。
 みんなが心から悼んで、1年に3万人も死ぬ事態を議論するようになれば、何を変えなきゃいけないか見えてくる。それが一番の自殺防止になるんじゃないか、と考えています。」

 台風で亡くなった人の話は新聞に大きく報じられて、自殺した人の話は記事にもならない。1年に3万人以上の人が死んでいるなんて、大変な話なのに、近所の人にも自殺したことを隠して内緒にしてしまう。これでは死んだ人も浮かばれないのでは。

Photo


★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009年10月10日 (土)

世の中、「NOHOHON」といきましょう!〜竜超君たちが作った話し合いの場

 30数年前、昭和7年に建てられた木造2階建ての家を取り壊して、鉄筋コンクリート造りの3階建ての『薔薇族城』を建てることができた。

 その建物の設計も、工事も世田谷学園の同級生が請け負ってくれた。工事を引き受けて売れた加藤君、ガンで亡くなったしまったが、余命半年と医師に宣告されてから、お客さんや社員に迷惑がかからないよに、すべてを整理してあの世に旅立ってしまった。

 9月24日の夜9時からのJNN50周年記念ドラマ「天国で君に逢えたら」は、05年、ガンのため38歳の若さで亡くなったプロウィンドサーファー、飯島夏樹さんが残した小説を基にドラマ化したものだ。

 千葉の南房総のガン治療センターに勤務する精神科医・野々上純一(二宮和也)が、末期ガンで余命幾ばくもない患者と話し合う場を作り、様々な患者の話し相手になるという感動的なドラマだった。

 『薔薇族』の読者とガン患者を一緒に考えるわけではないが、僕も読者と直接話し合える場として、新宿に「伊藤文学の談話室・祭」を作ったことがあった。

 ハッテン場やゲイバアなどに入れないような読者が、僕が経営している店ということで恐る恐るだが扉を開けて来てくれた。しかし、僕が毎日、店にいるわけに行かないという悩みがあった。従業員任せではどうにもならないことで止めることになってしまったが・・・。

 『薔薇族』の読者は気の弱い人が多く、どうしてもはけ口がなくて内向的になってしまう。うつ状態になってしまっている人にも出会うことが多かった。

 今の世の中、便利になってきて、パソコンを扱い、ネットで仲間を見つけることができるようになってきた。それでも若い人でネットを使えても、ネットを使って仲間を見つける勇気がない人もいるに違いない。

 僕の家には第二書房の時代から使っている電話がある。 古い雑誌を見て電話をかけてくる人がたまにいる。その人たちはかなり年配の人でネットなんて扱えない。話し相手が欲しいと訴えてくるが、今の僕にはどうすることもできない。一日、誰とも話をすることなく過ごしている老人もいるに違いないのだ。

 『薔薇族』の何度目かの復刊に尽力してくれた竜超君が、友人3人とお金を出し合って、東高円寺の蚕糸の森公園の前に、3階建ての2階、3階を借りて仲間との話し合いの場を作った。家賃は8万5000円で、4人で払っていくそうだ。

 「高円寺・NOHOHON」と名付けた話し合いの場だ。

 9月26日の3時から、僕がおしゃべりをする会が開かれた。竜君のブログだけで知らせただけなので、参加者は男3人、女1人の4人だけ。

 それでも僕は3時間も、山川純一君の話などをしゃべりまくってしまった。ここには山川純一君の「やらないか!」のTシャツ、復刊号の『薔薇族』や竜君の蔵書なども置いてあって売れるものと図書室のように見るだけのものとがある。

 毎週、土曜日には話し合いの場を作っているそうだ。月の最後の土曜日の3時頃から、僕も参加して話をしたいと思っている。

 竜君の蔵書で、昭和60年8月1日発行の「Pジャンク」という創刊号の雑誌が置いてあった。限定3000部とある。発行者は林宗宏さん、この人、確か「エロチカ」という雑誌を出していた方だと思う。驚いたのは、僕が経営していた女性だけのお店「リボンヌ」の広告が載っているではないか。僕がデザインした広告だと思うが、まったく忘れていたので「NOHOHON」というしかない。

Noho1
Noho2
Noho3

★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp


| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009年10月 8日 (木)

カミングアウトすることって難しい。

 ブログを書き続けていて、それをネット上で自分で見ることができない。まして読んでくれている人の反響など知る由もない。

 今日も「古書ビビビ」に立ち寄って、僕のブログを見せてもらった。原稿用紙に書いた原稿を郵便で送ると、ネット上で見れるようにしてくれている人に、なんと感謝の言葉を述べたらいいことか。本当にありがたいことだ。

 大原麗子さんの孤独な死のことを書いたらメールで感想を寄せてくれた、レズビアンの方がいた。息子が紙焼きにして持って来てくれたので読むことができた。滅多にレズビアンの人の本音を聞くことはできないので、紹介させてもらうことをお許しください。

 「私は29歳のレズビアンの会社員です。昔は地元の小さな書店に『薔薇族』や『さぶ』が売っていて、10代の女の子でありながら、それを買ったことがあります。
 最初は自分の性を興味でしかないと思っていました。私は男性ともお付き合いをしたことがありますが、ゴールにたどり着かず、タイプが違うのかと思い、あらゆる性格、外見の違った方と知り合いました。
 セックスが合わないのかとも思い、SMから知り合ったりといろいろな方法を試しました。男性と付き合いながらも、女性と恋愛をしていたこともあります。
 20代前半のことでしょうか。当時付き合っていた彼女と毎晩のように電話でケンカをしていて、それが母親にばれて、しまいには電話の相手が女性なのではと母が気づいたようです。親の勘というものは恐ろしく鋭いものです。
 私は親に甘えていたのでしょう。自分の親なのだから、私のことを理解してくれるはずだと疑わず、勢いでそれを認め、つまりカミングアウトをしました。
 その後、私のカミングアウトのせいで、母はアルコール中毒まがいになり、自殺未遂も起こしました。テレビでオカマちゃんが写れば吐き気がするとチャンネルを変え、私が女友達の話をしようものなら、その場で泣き崩れてモノを投げるなど、とてもじゃありませんが、私にとっては惨劇そのものでした。
 それ以来、男性と付き合うことに専念し、母親の気持ちが落ち着くように努めました。ちょっと付き合っただけの彼氏を母親に紹介したり、友達の写真を彼氏だと偽ったり、小手先だけでやりくりした数年間でした。
 今は母が私のことをどう思っているのかはわかりません。
 29歳になって結婚の匂いもさせないことにどう思っているのかもわかりません。でも、私はレズビアンです。女性が好きです。男性に恋愛感情を持ちませんしセックスもしたくありません。
 ただし、たとえ親だからといって、セクシャリティを理解してくれということは私自身のわがままなのかもしれないと思います。
 伊藤さんの大原麗子さんの孤独死についての記事を読みました。レズビアンは非常にプライドが高い人が多いように見受けます。マイノリティという小さな村社会の中でプライドだけ高く、一方では自分自身に対する劣等感の強い方だったのかもしれません。
 私は将来的には結婚をしたいと思っています。母親には安心して死んでほしいですし、家の問題もあり、結婚できるに越したことはありません。でもノンケの男性と恋愛をしてセックスすることは難しいことです。
 伊藤さんのブログに出会えて良かったです。伊藤さんがいらっしゃることが、私にとってどれだけ勇気づけられていることか。」

 ゲイの人と結婚ということも考えられるが、異性とは結婚しない方がいいのでは。親孝行は別なことでもできるのでは。

Photo25年ほど前、僕が経営していたレズビアンバアの広告。全く忘れていました。今はありません。


★『薔薇族』の注文の方法は、郵便局で千円の定額小為替を作ってもらってお送りください。155-0032 東京都世田谷区代沢2-28-4-206 伊藤文学

399

★新しく『薔薇族』を置いてくれる古本店・「ビビビ」が下北沢にあります。〒155-0031 東京都世田谷区北沢1-45-15 スズナリ横丁1F・北沢タウンホールの筋向いです。読者好みの古書が沢山置いてあります。電話03-3467-0085です。

◆永遠のベストセラー「愛の潤滑液 ラブオイル」一度お試しあれ。

Nurnuru2 Nurnuru3

 

◆お求めはこちらから

◆ご感想・ご相談はこちらへbungaku@barazoku.co.jp

| | コメント (0) | トラックバック (2)

より以前の記事一覧