クミコさん、石巻を再び訪ねて!
2011年(平成23年)7月27日(水)の夜、11時55分からのNHKの「SONGS クミコ・自分を信じて歌い続けた日々」という番組を見た。
クミコさんは、あの東北大震災の3月11日石巻市の体育館でコンサートを開くべく、リハーサル中に、地震と津波が押し寄せた。
衣裳も何もそのままにして、スタッフと共に裏山に駆け上って生命は助かったのだが、もう一度そこで歌いたいと、また訪れたのだ。
ぼくも東京大空襲の記憶は残っているが、津波というのは恐ろしい。何もかも海の中に運び去ってしまっている。
クミコさんもあまりに変わり果てた石巻の町を見て、どんな心境になったのだろうか。
ここから山に駆け上ったという場所は鉄製の金網が倒されている。倒されていなければ、かなり高いから、よじ登ることは出来なかったろう。誰かが逃げのびるために、金網を押し倒したに違いない。
会場になった体育館の廊下には、3月11日と入ったポスターがまだ貼ってあった。拾い集めたのか、クミコさんの衣裳も、使えないだろうが、竿に掛けてあった。クミコさんが生きていることが奇跡としか言いようがない。
クミコさん、紅白歌合戦に出場して、一流歌手に登りつめたわけだが、苦労人だけあって、30年ぐらい前に出会った時と、まったく変っていない。
葉書を送ると、すぐに葉書が送られてくる。昨日のテレビに出ていた、小さなシャンソン喫茶、お店の名前は分からないが、壁に金子國義さんの絵が掛っていた。独特の絵だから、はっきり撮っていなかったが、間違いはない。
以前はシャンソン喫茶は都内に何カ所もあったけれど、戸川昌子さんの「青い部屋」もなくなってしまったようだ。
NHKホールでの「パリ祭」には多くのシャンソン歌手が出演していたが、みんなどこで歌っているのだろうか。
今年も本を出せるか、分らないが、原稿を書いていると、年のせいか、すぐに眠くなってしまう。この暑さにも参っているが、どこも悪いところがないのだから、何とか年内に本を出して、クミコさんにお願いして、シャンソンをたっぷり聞かせてもらいたいものだ。
おそらくNHKも番組をクミコさんのために作っているのだから、今年も紅白に出場できると信じている。
ぼくの女房の名前もクミコ。クミコの名前をぼくのブログを見ている人に、もっともっと宣伝してもらいたいものだ。
じっくりと、心に沁みる歌を聞かせてくれる歌手って、そうはいない。クミコさんにはその力がある。長いこと応援してきたクミコさん、もっともっと大きな花を咲かせてもらいたいものだ。
神戸にも地震の前と、後でも行ったけど、立ち直りは早かった。東北は10年、20年はかかるだろうが、以前のように美しい街に生まれ変ってもらいたいものだ。
(仙台の紅陽グランドホテル、どうなっているか知っている人、知らせてほしい。
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